防波堤 ― 島の海に、石で引かれた線

石を積み上げて作られた二本の防波堤

座間味を上から撮っていると、どの島でも必ず目に入るものがあります。海に突き出した、細長い石の線です。

防波堤です。写真を見返していて、これがずいぶん多いこと、そして場所ごとに形が違うことに気づきました。

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石を、積んである

石を積み上げて作られた防波堤
石を積み上げて作られた防波堤

近づいて撮ると、石の一つひとつが見えます。コンクリートで固めた壁ではなく、大きな石を積み上げた構造です。

奥に停まっている船と比べると、この石がどれくらい大きいかが分かります。

引いて見ると、二本ならんでいる

二本ならんだ防波堤と、そのあいだの水路
二本ならんだ防波堤と、そのあいだの水路

同じ場所を引いて撮ったものです。防波堤は二本ならんでいて、あいだが水路になっています。右側は砂の岬につながっていて、石と砂が一続きに見えます。

手前の水は底が透けるほど浅く、奥は濃い青です。防波堤は、その浅いほうに置かれています。

別の湾でも、やはり二本

浅い湾の中に置かれた二本の防波堤
浅い湾の中に置かれた二本の防波堤

こちらは別の湾。ここでも二本が向かい合う形で、あいだを空けてあります。湾の奥は明るい水色、外へ出ると急に濃い青になります。

一本だけの場所もある

島の端から細く長く伸びる防波堤
島の端から細く長く伸びる防波堤

ここは、島の端から細く長く一本だけ伸びています。囲うのではなく、片側から遮る置き方です。

同じ防波堤を、高さを変えて見たところ
同じ防波堤を、高さを変えて見たところ

同じ防波堤を、高さを変えて撮ったもの。内側の水面が、鏡のように平らになっているのが分かります。

上から見ると、この境目がはっきり出ます。防波堤が何をしているのかが、一枚で分かる写真だと思っています。

港は、島の入口

座間味村の島へは、船でしか行けません。橋でつながっているのは阿嘉島と慶留間島のあいだだけで、本島との行き来はすべて海の上です。

つまり港は、島にとっての道路の入口です。ここが使えない日は、人も物も動きません。海の中にこれだけの石を積む理由は、そこにあるのだと思います。

これは、私が上から見て分かったことです

石の積み方や、二本にするか一本にするかの違いには、それぞれ設計上の理由があるはずですが、私はその理由を確かめていません。ここに書いたのは、写真から読み取れることだけです。

この写真について

  • 撮影地:沖縄県 島尻郡 座間味村
  • 撮影:2017年・2023年/ドローン
  • 写真は縮小のみ。色や形には手を加えていません
  • 個人のお住まいが分かる高さの写真は使っていません

あわせて読む:橋を空から ― 阿嘉島と慶留間島をつなぐもの座間味村という村 ― 3つの島でできている

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